キュヴェ 二コラ フランソワ ビルカール 1959

「ミレニアムシャンパーニュ」賞受賞


最高の栄誉
キュヴェ 「二コラ フランソワ 1959」は、1999年にストックホルムで開催されたワイン専門家による審査委員会がグランドメゾンの150種のミレジムのブラインドテイスティングで、栄えある「ミレニアム シャンパーニュ」に選ばれました。一方のミレジム1961も、第二位を獲得しました。



審査員によるシャンパーニュトップ10
1/ ビルカール・サルモン 1959
2/ ビルカール・サルモン 1961
3/ ゴセ 1952
4/ ドン・ペリニヨン 1964
5/ ドン・ペリニヨン 1961
6/ ポル・ロジェ 1959
7/ ドン・ルイナール 1979
8/ クリュッグ・コレクション 1961
9/ ドゥ ヴェノージュ デ プランス 1979
10/ ポール・バラ1959



大志に貫かれた物語
6代目のアントワーヌ・ローラン・ビルカールは、ストックホルムでリチャード・ジューリンが主催する「ミレニアム シャンパーニュ」選定のためのテイスティングに家族のだれにも言わずメゾンのワインをエントリーしました。コンクール開催前、アントワーヌは家族に打ち明けますが、リスクを恐れた父のジャンと兄弟のフランソワは協力を拒否します。しかしアントワーヌに、「ミレジム1959はメゾンでももっとも秀でた出来」であることを無意識にせよ示唆したのは、その父親でした。アントワーヌは、直感的に自身の誕生年でもあるミレジム1961もエントリーすることを決断します。

世界に認められたクオリティ
1999年6月12日、「ミレニアム シャンパーニュ」を選定するために、各国のワイン専門家で構成される審査委員会がブラインドテイスティングを行いました。そこで何とビルカール・サルモンのふたつのミレジムがトップツーを独占、二位を獲得したのはミレジム 1961でした。

リチャード・ジューリンは、このテイスティングで出会ったブリュット 1959について自著の中で次のように回想しています。「勢いと、調和の取れた絶妙なバランスが際立ち、カテゴリーにおいては比類のない出来でした。スモーク、はちみつ、クルミ、オレンジの花、チョコレートのノートが感じられる素晴らしい余韻も印象的でした。このワインを飲む機会を得た者は皆、その素晴らしい仕上がりを称賛していました。最終審査の段階で、このキュヴェの勝利を確信したのです。」
のちに二コラ フランソワと再命名されたブリュット 1959は、この時100点中98,5点という驚異の結果を得たのです。